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    「学力低下」と言われているけど・・・

    今週もナビの登場です

    今日は「学力」についてお話しようかな




    数年前から

    「日本の学力低下止まらず」

    なんて見出しが、新聞を賑わしていますね。





    そのきっかけになったのはOECD(経済協力開発機構)という
    国際機関がつくったPISAというテスト。

    このテストの国際比較の順位が下がってきたことで、



    「日本は学力低下している」


    と言われ始めました。
    そして・・・

    「もっと基礎学力の充実を」



    という方向性を出されました。



    でもね、この解釈は本質を見誤っているの

    ちょっと下のグラフを見てみて!
    PISAのテストを設計したOECD教育局の方が、
    社会で必要とされる作業の種類を調査したものです。




    「③単純知的作業」は、解決する課題が決まっていて、ある程度頭は使うけれども、
    だいたい決められたやり方でやる作業。

    ④非単純分析的作業は、現状から問題をみつけ、その解決策を考えて、
    まとめるような作業や、様々な意見や情報を調べて、まとめるような作業。

    ⑤非単純相互作用的作業は、様々な人とコミュニケーションをして、
    問題解決への協力を促したり、利害を調整したりする作業。







    この調査をもとに、OECD教育局の方は、こんな風に説明してるよ。




    「過去10年間にもっとも需要が減ってきた能力分野は手作業の分野ではなく、

     『③単純知的作業』と呼ぶ分野において起こっている。

     ホワイトカラーの中産階級の仕事がこの典型で、

     この10年間、労働市場おいて最も需要の減少が見られた。

     これは教育システムにとって大きな挑戦です。

     なぜなら、伝統的に学校が今までうまくやってきた知識の再生産は、

     この『③単純知的作業』に他ならず、今日、教えやすいことやテストしやすいことは、

     現代社会において急速に価値を失いつつあるということなのです。

     この10年間で、極めて劇的に重要が伸びているのは

     『④非単純分析的作業』『⑤非単純相互作用的作業』です。」




    この変化は、
    「インターネットの普及で経済が急速に情報化したこと」
    「世界レベルで企業が競争するグローバル化したこと」

    なんてことを言われています。



    今、「若者達の働き口がない」 「就職が厳しい」という現実の裏には、
    単に「不況だから」という理由だけじゃなく、
    社会が求める能力が変化したという現実があるみたいね(>_<)



    今まで言われてきたテストで結果を出す「学力」も確かに大切なんだけど、
    それだけを身につけても、
    これからの社会で必要とされる人材にはなれない時代がきているようだね・・・







    ということで、今日はこの辺で終わりです

    少し難しいお話だったけど、どうだったかな!?!

    また来週も楽しみにしててね




    モンスタークエスト事務局ナビより☆


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